——これは、かつてニートだった頃の私の心の声です。
気づけばニート歴は5年。何を始めるにも“遅すぎる”気がして、前に進むのが怖かった。
でも今、私は正社員として働いています。決して華やかな仕事じゃないけど、毎月安定した収入を得て、心に余裕を持てる生活を送っています。
今回は、そんな私が **「ニートから社会人になるまでにやったこと」**を、できるだけシンプルにお話しします。
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【1】“完璧な再スタート”を諦めた
最初にぶつかった壁は、「正社員で、安定していて、やりがいもあって…」という理想を捨てきれなかったこと。
でも、5年も社会から離れていた私にとって、そんな条件は現実的じゃなかった。そこで私はこう考えを切り替えました。
「まずは“社会に戻ること”がゴールでいい」
バイトでも、派遣でも、短期でもいい。
“働く”という感覚を取り戻すことが第一歩になると気づいたのです。
【2】「週3勤務」から始めてみた
ニート明けで週5フルタイムなんて、正直無理でした。
だから最初は、近所のコンビニの「週3勤務」から始めました。
最初の出勤日は、怖くて前日眠れませんでした。けど、働いてみたら意外と…
- 覚えることはそこまで多くない
- 職場の人も「話せば普通の人」だった
- お客さんと交わす「ありがとう」が嬉しかった
働くこと自体が“社会との接点”になり、それが徐々に自信に変わっていきました。
【3】就労支援を利用した
1年ほどアルバイトを続けたあと、「そろそろ次のステップに行きたい」と思い、地域の就労支援センターに相談しました。
そこで得られたのは:
- 職歴なしでも応募できる求人の紹介
- 履歴書の書き方のアドバイス
- 面接練習や模擬対応
第三者が味方になってくれるだけで、心強さが段違いでした。1人で抱え込まず、支援を受けること=弱さではないと実感しました。
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【4】「人柄採用」に賭けてみた
正社員に応募したとき、私には職歴も資格もありませんでした。
でも、面接で正直にこう伝えました。
「働くことにブランクはありますが、遅刻・欠勤は一切しないつもりです」
「できることからでいいので、現場で学ばせてほしいです」
運良く、そんな私を“人柄”で採ってくれた会社がありました。
面接官の言葉は今でも覚えています。
「経験より、毎日ちゃんと来る人の方が信頼できるからね」
【5】「1年だけ頑張ろう」と決めた
正社員になったあとも、最初の半年は大変でした。
疲れやすくて、仕事が遅くて、よく怒られました。
でも私は心の中で、こう決めていました。
「せめて1年。1年やってから辞めるかどうか決めよう」
すると半年を過ぎたあたりから、仕事内容にも慣れ、人間関係も少しずつ円滑に。
1年を迎えた頃には、自然と「もう少し続けてみようかな」と思えていたのです。
まとめ|シンプルに、少しずつ進めばいい
ニートから社会人になるのは、たしかに勇気がいります。
でも、私がやってきたことはどれも特別なことではありません。
私が実践したシンプルな方法:
- 完璧な再スタートを目指さない
- 週3勤務など“小さな一歩”から始める
- 就労支援など、頼れるところに頼る
- 職歴より「誠実さ」を伝える
- 「1年だけ続ける」くらいの気持ちで挑戦する
「人生、詰んだ」と思っていた私でも、社会人になれました。
だからきっと、あなたにもできます。焦らず、ひとつずつ進んでいけば大丈夫です。
「もう働ける気がしない」
「履歴書が真っ白で、何を書けばいいのか分からない」
「社会と関わるのが怖い」