「EQ(感情知性)」という言葉を聞いたことはありますか?
実は、高いIQよりもEQが高い人のほうが、仕事も人間関係もうまくいくという研究結果もあるほど。
今回は、EQとは何かを改めて解説しながら、EQを高める7つの具体的な方法をご紹介します。
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EQとは何か?簡単に言うと「感情を扱う力」
EQとは「Emotional Intelligence Quotient(感情知能指数)」の略。
一言でいえば、**「自分や他人の感情を理解し、上手にコントロールする力」**です。
EQが高い人は、
- 自分の感情を冷静に把握できる
- 他人の気持ちに共感できる
- ストレスや対立に強く、人間関係も良好
といった特徴を持っています。
つまりEQは、心の使い方の知能と言えるでしょう。職場・家庭・友人関係など、どんな場面でも役立つ一生モノのスキルです。
EQを鍛える7つの方法
1. 自分の感情に気づく「内省力」を高めよう
EQを伸ばす第一歩は、自分の感情を自覚すること。
「なんかイライラしてる」「落ち込んでる気がする」と気づくだけでも、感情の波に飲み込まれにくくなります。
▶ おすすめ習慣:
日記にその日の気分を書き出すことで、感情のクセや傾向に気づけます。
2. 感情を爆発させない「自己コントロール力」を育てよう
怒り、不安、焦り…人間は感情に支配されがちです。
EQが高い人は、そうした感情を受け止めつつも、行動に移す前にワンクッション置く力を持っています。
▶ 実践ポイント:
感情が高ぶったら「6秒」だけ待ってみる。すると、冷静に判断できる余裕が生まれます。
3. 相手の気持ちを想像する「共感力」を養おう
EQの中でも特に重要なのが共感力。
「この人は今、どんな気持ちなんだろう?」と考えることで、相手との距離がぐっと縮まります。
▶ コツ:
表情・声のトーン・言葉の選び方に注目すると、相手の感情が見えてきます。
4. 批判や否定を「成長の材料」と捉える力
EQが高い人は、他人からのフィードバックに過剰反応しません。
たとえ批判的な言葉でも、感情に流されず「情報」として受け取る視点を持てば、自分を高めるチャンスになります。
5. 自分の感情を「言葉にする」練習をしよう
「我慢して何も言わない」は、実はEQが低い人のパターン。
怒りや悲しみをぶつけるのではなく、冷静に伝える力もEQの一部です。
▶ 例:
「あなたの言葉に傷ついた。なぜなら…」と、Iメッセージで伝えてみましょう。
6. ストレスと上手につきあう習慣を持つ
感情が乱れる最大の原因はストレス。
EQが高い人は、ストレスを溜め込まず、こまめに発散できる仕組みを持っています。
▶ おすすめ対策:
運動、瞑想、散歩、趣味など、自分なりのリセット法を見つけておくことが大切です。
7. フィードバックを受け入れる「柔軟性」を持つ
EQを高めるには、「自分を客観的に見つめること」が不可欠です。
他者からのアドバイスや意見を素直に受け入れることが、EQ成長の近道となります。
▶ アクション:
信頼できる人に「自分の感情の扱い方、どう思う?」と聞いてみるのも効果的。
まとめ|EQは“人生の質”を高めるカギ
IQが高くても、感情を扱えなければ人間関係はうまくいきません。
逆に、EQが高ければ、どんな環境でも柔軟に対応し、信頼関係を築いていけます。
EQは、生まれつきではなくトレーニングで鍛えることができる能力。
「感情をうまく扱える人」になることは、精神的な成熟や成功に直結する武器になるはずです。
IQ(知能指数)と比較されることが多いEQは、近年、ビジネスや人間関係、自己成長の場面で注目されている能力です。