周りが正社員として働き、恋愛して、結婚して、家を買っていくなか、自分だけが取り残されていく感覚。焦っても、何をしていいのか分からない。社会の“当たり前”から外れてしまったような気がして、自分に価値がないように思えてくる——。
でも、あるときふとした瞬間に、「あれ?自分って案外、幸せかも」と気づいたのです。
今回は、“普通じゃない人生”を歩んできた私が、幸せを感じた瞬間と、そこにたどり着くまでの心の変化についてお話しします。
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「普通」に追いつこうとして、どんどん苦しくなった
就職氷河期ほどではないけど、私が20代後半になった頃には「新卒じゃないと正社員は難しい」という空気があって、気づけばアルバイト歴しかないまま数年が経っていました。
周りはキャリアを積み重ねて、ボーナスや昇進の話をしている。でも私は、履歴書の空白期間にびくびくしながら、求人を眺めているだけ。
「普通の人生から外れてしまった」
その思いが、自分をどんどん小さくしていきました。
幸せの価値観が“他人軸”だったと気づいた
そんな中、ある日ふと読んだ本にこんな一文がありました。
「他人と同じでなくていい。自分が心から満たされる瞬間があるなら、それがあなたにとっての“幸せ”だ」
それまで私は「正社員」「年収」「社会的ステータス」など、“他人と比較できるもの”でしか自分の人生を測っていませんでした。でも、幸せって、本当は“自分の中にある価値観”で測るものなんですよね。
何気ない日常の中に、幸せはあった
そこから私は、自分が「心地よい」と思えることを大切にするようになりました。
朝ゆっくりコーヒーを飲めること。好きな本を読む時間があること。家族と笑い合えること。季節の変化を感じる散歩のひととき。
どれもお金にも肩書きにもならないけれど、私の心がほっとする瞬間。
「ああ、私、今ちゃんと幸せ感じてる」
そんな実感を持てたとき、「普通じゃない人生でも、ちゃんと幸せになれるんだ」と気づけたのです。
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自分だけの“軸”を持ったとき、人生が動き出す
そして不思議なことに、自分の幸せを“他人の基準”じゃなく“自分の基準”で捉えるようになってから、少しずつ人生の歯車が噛み合うようになりました。
やってみたかったライターの仕事に少しずつ挑戦し始めたり、趣味の延長で人とつながったり。「ちゃんとした人生」ではないけれど、私にとっての“充実した人生”が少しずつ形になっていったのです。
普通じゃない人生こそ、可能性に満ちている
「普通じゃない」と言われる道を歩んでいると、不安になることもあります。でも、それはただ「人と違うだけ」。違う道を選んだからこそ出会える景色やチャンスも、きっとあります。
大切なのは、“自分だけの幸せ”に気づいてあげること。
- 他人と比べすぎないこと
- 自分にとって心地よい時間を大切にすること
- 今ここにある幸せをちゃんと感じること
それができるようになれば、“普通じゃない人生”は、あなたにしか歩めない特別なストーリーになります。
あなたの人生は、まだまだこれからです。
もちろんです。それでは、前回の記事の流れを引き継ぎながら、より実践的に「普通じゃない人生を楽しむコツ」について詳しくご紹介します。以下にブログ形式でまとめました。
普通じゃない人生を楽しむコツ|“人と違う道”がむしろ武器になる理由
【1】自分の「好き」を軸に生きてみる
人と違う道を歩いていると、どこかで不安になりますよね。でも、そこで立ち止まって「自分は何が好きなのか? 何にワクワクするのか?」を見つめ直すことが大切です。
▶ 具体的なコツ:
- 子どもの頃に夢中になっていたことを思い出す
- 時間を忘れて没頭できることを日常に取り入れてみる
- 好きなことを「誰かに伝える・シェアする」ことで広がりが出る
「好き」は、人生を楽しくするエンジンになります。
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【2】“普通じゃない”をネガティブに捉えない
「普通じゃない=劣っている」と思いがちですが、実際はただの“差”です。むしろ、その“差”があなたの個性や魅力として輝く場面は多々あります。
▶ 具体的なコツ:
- 周囲と違う点を「短所」ではなく「特徴」と捉え直す
- 他人と比べるのをやめ、「昨日の自分」とだけ比べてみる
- 自分をジャッジせず、観察する視点を持つ
「私は私でいい」と受け入れるだけで、心がぐっとラクになります。
【3】“小さな自由”を意識的に味わう
普通じゃない人生の中には、「自由」がたくさん詰まっています。時間の使い方も、付き合う人も、働き方も、人と違うからこそ選べることが多いのです。
▶ 具体的なコツ:
- 平日の昼間にカフェでのんびりする
- 行きたい場所にふらっと出かける
- 働く時間やスタイルを自分で決めてみる(バイト・在宅など)
小さな自由を味わうことで、自分の人生を“自分で運転している”感覚が戻ってきます。
【4】「こうあるべき」に縛られない
「普通の人生とはこういうものだ」
「この歳でこれをしていないと終わりだ」
そんな“世間のテンプレ”に縛られすぎると、人生が窮屈になります。人それぞれペースも目標も違って当たり前です。
▶ 具体的なコツ:
- SNSではなく、自分の本音に耳を傾ける
- 「しないことリスト」をつくる(例:無理な正社員志向、意味のない飲み会)
- 自分の理想の1日を書き出してみる
「自分はどうありたいか?」という視点で考えることで、自由度が一気に広がります。
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【5】“共感できる人”を見つける
普通のレールから外れていると、孤独を感じることも。でも、実は似たような価値観を持っている人は案外たくさんいます。
▶ 具体的なコツ:
- Twitterやnote、ブログなどで同じような境遇の人を探してみる
- オンラインサロンや勉強会に参加してみる
- 失敗談や悩みをオープンに語ってくれる人をフォローする
他人の人生を覗くだけで、「自分だけじゃない」と感じられるのは、何より心強いです。
まとめ|普通じゃない人生は、柔軟でしなやか
“普通”から外れたからといって、不幸になるとは限りません。むしろ、自由度の高い人生の中で、自分なりの幸せを見つけやすくなります。
普通じゃない人生を楽しむ5つのコツ:
- 自分の「好き」を大事にする
- 比較より観察。「私は私」と受け入れる
- 小さな自由を味わって自分のペースを知る
- 世間の「べき論」に縛られない
- 共感できる人とつながる
“違い”を恐れず、“自分らしさ”を武器に変えましょう。
きっと、あなたにしか歩めない特別な人生が待っています。
「このままで大丈夫なのかな」
「普通の人生を歩めていない自分は失敗なのかもしれない」
そんな不安を抱えていた時期が、私にもありました。