この記事を書いている僕は、現在27歳。
地方の小さなIT会社で、フルリモートで働きながら、週末は趣味のイベントに顔を出したり、カフェで本を読んだりしながら、なんとなく平和に暮らしています。
でも、そんな僕も数年前――社会人2年目のとき、心の中ではこう叫んでました。
「マジで人生終わったわ。」
この記事は、当時の自分みたいに「社会人って、こんな地獄なん?」と感じている人に届けたい、僕なりのリアルな体験記です。
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あの頃、本気で終わってた(と思ってた)
新卒で入ったのは、都内のベンチャー系企業。
研修期間こそ“楽しかった”ものの、本配属されてからが地獄の始まりでした。
- 朝7時出社 → 終電帰り
- 土日は「勉強会参加しろ」プレッシャー
- 上司の理不尽な説教(“お前の熱意が足りない”が口癖)
- 自分の時間ゼロ、睡眠4時間
最初は「これが社会人ってやつか…」と耐えていましたが、2年目に入ってから限界が来ました。
毎朝、会社の最寄り駅に近づくだけで吐き気。
休日も「月曜が来る」ことばかり考えて、何も楽しめない。
“あ、これ、人生終わったな”と思ったのは、友達の結婚式で心から笑えなかったときでした。
限界がきて、「とりあえず逃げた」
ある日突然、朝ベッドから起きられなくなり、そのまま会社を休みました。
医者に行くと「軽度のうつ状態です」と診断されました。
心の中では「そんな大げさな…」と思いつつ、もう心も体も動きませんでした。
そこから約2週間、実家に戻り、何も考えずに過ごしました。
朝に起きて、コンビニ行って、昼寝して、散歩して、YouTube観て…
ただ生きるだけの日々が、ものすごく贅沢に感じました。
その中でふと、ひとつの考えが頭に浮かびました。
「死ぬよりは、とりあえず辞めてみればよくない?」
転職活動は、自己肯定感ゼロからのスタートだった
上司に退職を告げたとき、「辞めたら後悔するぞ」「逃げ癖がつく」と散々言われました。
でも、不思議と怖くなかった。
なぜなら、もう何も残ってなかったから。
転職活動は正直、苦戦しました。
「何がやりたいの?」と聞かれても、よくわからなかったし、前職をポジティブに語ることもできませんでした。
でも、数社落ちるうちに、だんだん開き直れるようになりました。
「正直、今までの働き方が合わなかったんです。もっと柔軟に、健康的に働ける環境を探しています。」
そう伝えた会社が、今の職場です。
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今の暮らしは、ぜんぜん“キラキラ”してないけど
今の仕事は、地方にある中小のIT企業。
大きなプロジェクトもないし、給料も前より少し下がりました。
でも、定時で帰れるし、同僚は優しいし、働くこと自体にそこまで苦しみがありません。
週末は趣味の読書会に行ったり、近所の古本屋を回ったり、カフェでゆっくり日記を書いたり。
“仕事だけが人生じゃない”と、本当の意味で実感できています。
まとめ:人生は「一度つまずいたほうが、生きやすくなる」
2年前の僕は、社会人2年目で心が折れて、
「自分は社会不適合者なんだ」と思っていました。
でも今なら言えます。
終わったんじゃない。始まりを知らなかっただけ。
大切なのは、「正解ルート」に乗ることじゃなく、
“今の自分が、ちょっとでも楽に生きられる方向”に舵を切ること。
そうすれば、人生って、案外なんとかなる。
あなたへ:つらいなら、立ち止まっていい。
社会人生活がつらいのは、あなたが甘いんじゃなくて、
その環境があなたに合っていないだけかもしれません。
心と体が壊れる前に、「一度立ち止まる」ことを怖がらないでください。
そこから先に、ちゃんと道は続いています。
僕も、一度つぶれかけた人間です。
でも今、わりと楽しく生きてます。
あなたも、きっと大丈夫です。