「派遣社員をやってるけど、やりがいがなくつまらないと感じる」に回答。派遣で働く限り、少なからずみんな感じてます

派遣社員として働いていると、「マニュアル仕事にうんざり」「社員との隔たりに無力感」「暇な時間がしんどい」といった場面に遭遇します。

私もコールセンターの派遣社員として4年程度働いていますが、頑張っても責任が持てない仕事にやりがいが感じられず、正社員や契約社員として働きたいという思いが強くなりました。

この記事では、派遣社員がやりがいを感じられず、つまらないと思う原因と対処法を考えてみたいと思います。

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派遣社員の仕事がつまらない理由

  1. 業務内容が細分化されマニュアル化されているから
  2. 仕事のペースが自分で決められないから
  3. 勤務先に対して責任がないから
  4. 仕事に連帯感が感じられないから

それぞれ詳しく見ていきます。

業務内容が細分化されマニュアル化されているから

派遣社員の仕事には、創造性もなく工夫の余地もありません。なぜなら1から10までマニュアル化され、手順通りにやらないといけないからです。

これは、雇う側の視点から見るとよくわかります。

派遣社員は所詮自社の社員ではないので、好き勝手にいろいろやられると困ってしまいますよね。

自宅に他人を招き入れたときに、あまりうろちょろと自由に動き回られるとイヤな心理と似ています。

なのでなるべく、派遣社員には型にはまった動きだけしていてほしい。そうなると、マニュアルをガチガチにして余計なことをしでかさないように対策をします。

派遣社員側としては、ロボットじゃないのでマニュアル通りだと工夫の余地も少なくやる気が失われます。

しかし雇う側としては派遣社員のモチベーションなんて知ったことではありませんから、派遣社員が我慢する形になってしまうんですよね。

なんとも世知辛いですが、こうして皆さんのやる気も削がれていくことになります。

仕事のペースが自分で決められないから

派遣社員は繁忙期に雇われがちなところがあります。

雇用の調整として使われるので、忙しいときはめっちゃ忙しく、暇なときはめっちゃ暇だったりします。

正直、業務量は一定にしてほしいですよね。そうでなければ、自分のペースで仕事ができませんから。

  • 忙しいとき:早く後処理を終わらせて、電話を取れと急かされる
  • 暇なとき:めっちゃ暇すぎて眠たくなる

皆さんのところもこんな感じじゃないですか?

こんな状態でやりがいを感じろと言われても、無理な話ですよね。

「正社員だって忙しいのは同じ」と思われる方もいるかもしれませんが、正社員のほうが裁量を持って仕事に取り組める分、やりがいを感じながら取り組めるかと思います。

しかも、仕事ができる人のほうが電話を取る件数が多いにもかかわらず、派遣先によってはインセンティブが飴ちゃん(つまり0円)のところとかあります。

マジかってなりますよね。

正直、インセンティブがないなら適度に手を抜いて、やり過ごします。

勤務先に対して責任がないから

あくまでも雇用元(派遣会社)の社員なので、派遣先で損害を出しても直接的な責任はありません。

※もちろん、派遣元にクレームがいってクビになることはあります

「責任感が持てない」と言いますが、直接社員じゃないんだから当然です。

責任感がほしいなら派遣先の管理者と相談して、直雇用になれるように交渉してみましょう。

少なくとも、仕事ぶりがしっかりしていれば話は聞いてもらえますよ。

このように、直接雇われているのではなく間に派遣会社が入ることで、責任が持てなくなります。

その結果、やりがいを感じられなくなるメカニズムがありますね。

仕事に連帯感が感じられないから

無駄にマニュアル以外の仕事をすると「余計なことはしなくていい」的なことをやんわりと言われるかと思います。

現場の社員と連携して何かをすることはないので、自然と一人の作業が多くなります。

連携プレーでやる気を出すタイプの人はしんどいでしょうね。

コールセンターの場合、手上げして管理者に質問したり、後処理を見てもらったりすることはあります。

しかしあくまで上下関係なので、業務的な関係ですよね。横の連携みたいなのは感じられないかと思います。

結果として、一人モクモク作業が基本です。派遣社員同士のおしゃべりは、もちろん嫌がられますから。

派遣社員がやりがいを感じられるようになるには?

  1. 直雇用を打診する
  2. アルバイトに転身する
  3. 派遣先を変える

続いて、対策について見ていきます。

直雇用を打診する

  • 今の職場の人間関係が結構気に入っている
  • 勤務地を変えたくない
  • 時給が高いのが魅力的

といった場合には、その派遣先にいっそ雇われちゃいましょう。

あなたが1年以上真面目な派遣社員として取り組んでいるなら、派遣先も検討してくれる可能性が高いです。

逆に、3年ギリギリになって派遣先から打診されるケースもあります。あなたを手放したくない証拠なので、「派遣先があなたをどのように評価しているか」という点は常に考えておきたいところ。

アルバイトに転身する

いっそ、派遣社員からアルバイトに転身する方法もあります。

メリットとして単純に、直雇用なのでその会社の一員として雇われることです。

ただアルバイトだと厚生年金に加入できない可能性なども考えられるため、しっかり社会保険面は考えてから転職しましょう。

派遣先を変える

派遣会社に相談して、派遣先を変えることも視野に入れます。

派遣会社によって得意な案件や苦手案件があるので、いっそのこと派遣会社ごと変えてしまうというのもありですよ。

心機一転リフレッシュにもなるので、環境を変えてみることでやりがいが取り戻せることにも期待できますね。

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派遣社員は、無理に一つの職場にこだわらないこと

派遣社員は点々と職場を変えられることがメリットでもあります。

あまり今の派遣先にこだわらず、更新をせずに終えてしまうのも問題ないですよね。条件が合えば他の派遣先にどんどん移るのも、新鮮で楽しいかもしれません。

臨機応変にできるのが派遣社員の魅力なので、一つの現場にこだわらず、自分なりのやる気の出る職場環境を考えてみてください。