私も新卒で入った会社を半年ちょっと(入社年の12月末)で退職した経験があります。
「せっかく就活頑張ったのに辞めるのは勿体ない」
周囲に相談しても、入社半年だとほぼに引き止められました。
経験も積んでないし、せっかく新卒で入れた会社を辞めるのは損が大きいと判断されますからね。
でも、あなたは本当に今の仕事を続けられるでしょうか。難しいところもあるかと思います。
数年経った今だから言えることですが、自分の「辞めたい」という心の声に従うのが正解かと思います。
このページではあえてデメリットが多い中、新卒半年で辞めるメリットについてまとめてみました。
スポンサーリンク
入社半年でやめるデメリットは多い
入社半年での仕事辞めにはいくつかのデメリットが存在します。
就業履歴の短さ:
就職先での短期間の雇用経験は、将来の雇用機会に影響を与える可能性があります。他の雇用主は、なぜ短期間で辞めたのかという質問をすることがあります。
キャリアの安定性:
短期間での離職は、キャリアの安定性に影響を及ぼす可能性があります。雇用主は、将来の雇用において忠実さと貢献度を重視する傾向があります。
経済的影響:
仕事を辞めることにより、収入の安定性に影響が出る可能性があります。新たな雇用機会を見つけるまでの間、経済的な負担が発生する可能性があります。
就業経験の不足:
入社半年では、職場での経験やスキルの獲得が限られています。長期的な職場経験の積み重ねが、将来のキャリア発展において重要となることを考慮してください。
職場関係の影響:
早期に辞めることは、職場内の関係に悪影響を及ぼす可能性があります。チームメンバーや上司との信頼関係を築くことができず、将来の推薦やネットワーキングに制約が生じる可能性があります。
これらのデメリットを考慮して、入社半年での仕事辞めを慎重に検討してください。将来のキャリア目標や経済的な安定性、職場関係の維持など、総合的な観点から判断することが重要です。
新卒で入った会社を半年で辞めるメリット
- 第二新卒として重用される
- 社会に対する理解度が高い状態で就活できる
- 次の就職の「軸」が明確になっている
- 転職理由のストーリーが語りやすい
- 最低限のマナーやスキルは身についている
- 「決断力がある」と評価してもらえる
- 年収アップが期待できる
人手不足なので、ガンガン第二新卒向けの求人が出ている状態です。
入社半年で辞めたとしても、第二新卒者向けの求人に応募すればいいので、そこまで面接で困ることは多くありませんでした。
- 第二新卒向けの求人に応募する:面接で半年でやめた理由を詰められない
- 第二新卒向け以外の求人に応募する:面接で半年で辞めた理由について激詰めされる場合がある
といったこともあるので、この法則だけは覚えておくのがおすすめです。
激詰めされるリスクを少しでも減らすために、私は第二新卒向けの求人しか見てなかったです。
第二新卒向けの面接官は、当然ですが第二新卒者ばかり面接しているので理解があり、優しいことが多い。
一方で普通の面接官はズケズケタメ口などで「なんで辞めちゃったの?」と切り込んでくるイメージです。
就活に対するモチベーションを下げないためにも、なるべく肯定的な面接官に当たりたいですよね。なので面接官によって態度を変えるのはありなやり方だと思います。
激詰めしてきそうなヤバい面接官に当たった時は、演技して殊勝な態度を取ります。無駄にメンタルやられたくないので。
その場はやり過ごし、その面接はなかったことにするのがコツです。
学生時代には自己分析などもやったかと思いますが、根本的に仕事というものが見えていません。
- 自分に向いている仕事(得意なこと)はなにか
- 自分がストレスを感じやすいのはどういった部分か
- どういった価値観を大切にしているのか
など、ぶっちゃけ実際にやってみてその場面に遭遇しないと分からないですよね。
就職してみて初めてギャップに気づき、ギャップを埋めるために辞めたいとなっているかと思います。
一回就職して自分の強みや弱み、本当にやりたかったことが見えてくるので、次の就活はイメージ通りになることが多いです。
ある意味、入社半年の経験で失敗しておいて良かったと思うこともあります。一度は就職に失敗することで、適正が分かりますし、軌道修正することでその後の転職活動の「軸」もはっきりしてきます。
先ほどの内容の続きみたいになりますが、就活の軸が定まり、場合によっては業界から選び直すことにもつながります。
たとえばB to Bの法人営業で新卒は就職したけど、本当にやりたかったのはB to Cだったので、全く違う業界にチャレンジするということも考えられますよね。
また同じ業界だとしても、上流工程の元請けより、もっと自分でプログラムのコードを書きたいからベンチャー企業に挑戦する、というプランニングもあり得ます。
このように、より明確に転職の軸が定まるのがメリットと言えます。
軸が定まれば、転職理由にストーリーが付け加えやすくなります。
たとえば、
- 銀行に将来性が見えなくなって転職⇒自分は安定思考だと考えていたが、本当はスキルアップすることに意欲的な性格だと分かった
- 大企業から中小企業へ転職⇒自分の手を動かして、企画から提案まで幅広い業務に関わりたくなった
- ブラック企業から公務員に転職⇒安定した環境でじっくり腰を据えてお客様と向き合いたい気持ちが強くなった
などなど、軸をストーリーに発展させて志望理由が語れます。
地に足のついたストーリーなら共感してもらえるかと思うので、心の言葉をメモに書き出し、あなたらしいストーリーを考えてみてください。
最低限、社会としてのマナーやスキルは身についている状態で就活できます。
「ちょっと自信ないな‥」という方もいるかもしれませんが、入社前と比較すると格段に社会人をやり慣れている自分を再発見できるのではないかと思います。
第二新卒はある程度の「即戦力感」を醸し出していたほうが好感が持たれるので、スキルも全くないよりかは何かしらアピールできるといいです。
たとえば半年の間にビジネス系の資格を取っているとか、何もない場合には簡単に取れる取得の勉強から始めてもいいでしょう。
ある意味で、半年で辞めるというのは決断力をアピールできます。
普通は1年や2年悩むところを、決断よく半年で別の道に切り替える決心をしているわけですからね。
上手くアピールできれば、「リスクを取って挑戦していける人材だ」と評価してもらえます。
企業は能動的に自ら問題を発見して解決していける人材を欲しているので、人を巻き込んだ経験や、決断力の部分を絡めてアピールしていきたいですね。
ただ期間の短さはネックになる部分があるので、学生時代の部活やサークルは長続きしたなど、さり気なくアピールできればポイント高いです。
もしあなたが年収にもこだわりたいなら、業界を変えることで年収アップも見込めます。
なるべく金融、メーカー、総合商社、ITなど年収の平均の高い業種から、自分の強みに合った業種を選んでみてください。
うまく第二新卒を募集している企業があれば、迷わず応募です。
多少経験が足りなくても第二新卒ならポテンシャル採用ということで、運とタイミング次第では内定が取れる可能性があります。
なのでビビらずガンガン受けてみましょう。
入社半年で辞めた人の体験談
入社半年で仕事を辞めたとある女性、さえこさんのストーリーをご紹介します。
さえこさんは大手企業に入社し、期待と不安を抱えて新たなキャリアをスタートさせました。しかし、業務内容や職場の雰囲気とのミスマッチに悩み始めました。毎日の業務にやりがいを感じず、将来の展望も見えなくなっていきました。
さえこさんは自分の心の声に耳を傾ける決断をしました。仕事を辞めることで、新しい可能性を追求することに決めたのです。辞表を提出し、一歩を踏み出す勇気を持ちました。
最初の数週間は、未知の道を歩むことに不安を感じながらも、さえこさんは自己成長と新たなスキルの習得に取り組みました。彼女はオンラインのコースやワークショップに参加し、自分の興味に合わせた分野に関する知識を深めていきました。
その後、さえこさんは自身の起業のアイデアを見つけました。彼女は自分の得意分野であるデザインとコンサルティングを組み合わせたサービスを提供することにしました。自宅をオフィスにし、独自のブランディングを構築しました。
最初の数か月は厳しい時期でした。新規のクライアントを獲得するまでに時間と努力がかかりましたが、さえこさんは諦めませんでした。彼女はネットワーキングイベントに積極的に参加し、口コミや紹介によるクライアントを増やしていきました。
そして、時間と共にさえこさんの起業は順調に成長していきました。彼女はクライアントからの評価を受け、業績も順調に伸ばしていきました。さえこさんは自分自身のビジョンを実現し、自由な働き方とワークライフバランスを手に入れたのです。
スポンサーリンク
新卒半年でやめてもチャンスは多い
今悩んでいる方でも大丈夫です。
一歩さえ踏み出せれば第二新卒として就活に挑めるので、果敢にチャレンジしてみてください。
若い頃はリスクが取りやすいメリットもあります。年取って見動き取れなくなった時に後悔しても遅いですから。
長い人生、これからですよ。頑張っていきましょう。