天職を探し続けるデメリット9選|理想を追いすぎない


「これは自分の天職じゃない」「もっと自分に合った仕事があるはず」
そう思って仕事を辞めたり転職を繰り返していませんか?

理想の働き方や、本当にやりたいことを追い求める姿勢は素晴らしいものです。

しかし、「天職探し」が長期化してしまうと、かえって自分自身を苦しめてしまうこともあるのです。

この記事では、天職を探し続けることによって起こる“9つのデメリット”を紹介します。理想と現実のバランスを見直すきっかけになれば幸いです。


スポンサーリンク

1. キャリアが不安定になりやすい

転職を繰り返すたびに職歴がバラバラになり、履歴書に一貫性がなくなってしまいます。企業からは「長く続かない人」「我慢できないタイプ」と見られるリスクも。特に正社員としての雇用を目指す場合、不利になることもあります。


2. スキルが深まらず浅く広いだけになる

天職を探す過程で多くの仕事を経験するのは一見よさそうですが、どの職場でも短期間で辞めてしまうと、専門性やスキルが深まりません。結果的に、どの分野でも「中途半端な人材」となってしまう可能性があります。


3. 焦りや自己否定が強くなる

理想の仕事に出会えないまま年齢を重ねると、「自分には何も向いていないのかもしれない」と焦りや自己否定の感情が募ります。周囲と比較して落ち込んだり、自己評価がどんどん下がってしまう人も少なくありません。


スポンサーリンク

4. 経済的に不安定になる

転職のたびに収入が下がったり、無職期間があると貯金も減り、生活が不安定になります。理想の仕事を探すためにフリーランスやアルバイトでつなぐこともできますが、収入面ではやはり不安が残ります。


5.「完璧な仕事」を求めすぎるようになる

「やりがいもあって、給料も良くて、人間関係も最高」――そんな理想を掲げすぎると、現実の仕事に満足できなくなります。完璧な天職など存在しないと気づけないまま、どの職場にも不満を持って離職してしまう…そんな悪循環に陥ることも。


6. 人間関係を築きにくくなる

職場を転々としていると、信頼関係を築く前に次の職場へ移ってしまうことが増えます。短期間の関係性ばかりになるため、「職場で仲間ができない」「孤独を感じる」といった問題も起こりやすくなります。


スポンサーリンク

7. 本当の「やりがい」に気づけなくなる

仕事は「やってみてから見えてくる楽しさ」もあります。最初は向いていないと思っていたことでも、続けるうちに面白さややりがいを感じることも多いものです。しかし天職を求めてすぐに次へと移ってしまうと、そうした“後から見えてくる価値”に出会えません。


8. 私生活に悪影響が出ることも

仕事が定まらず収入が安定しないことで、引っ越しやライフプランが立てづらくなります。恋愛・結婚・子育てといった人生の選択肢にもブレーキがかかる可能性があります。「仕事が決まってから考えよう」と後回しにしていたら、気づけば年齢的なタイムリミットに焦るケースも。


9.「働く意味」そのものが分からなくなる

天職ばかりにこだわりすぎると、目の前の仕事に意味を見出せなくなってしまいます。「自分が本当にやりたいことは何か?」という問いを掘り下げすぎて、逆に動けなくなったり、迷子になってしまう人も多くいます。


スポンサーリンク

まとめ|“天職”より“適職”の視点も大切に

天職を探し続けること自体が悪いわけではありません。自分に正直に生きたいと思う姿勢は、とても大切なものです。

しかし、「天職でなければ意味がない」と極端に考えすぎてしまうと、今あるチャンスや日々の積み重ねを見落としてしまうことも。

理想を追いながらも、「まずは今の仕事の中で何ができるか」「自分に合う部分はどこか」といった“適職”的な視点も取り入れていくと、人生はより豊かに、前向きに進んでいくはずです。


あなたにとっての天職とは、努力の先にある“気づき”かもしれません。
理想を追いつつ、現実とのバランスを上手に取りながら、自分らしいキャリアを築いていきましょう。


ABOUT US
ケチャップ万太郎。
マヨラーは敵。 31歳でこれまで正社員、アルバイト、派遣社員、契約社員、個人事業主、業務委託などさまざまな働き方をしてきた。その経験を活かし、自身の借金や働き方について執筆。