30代派遣はヤバいって焦りを抱いていませんか?確かに、フリーターだとデメリットが多いことは事実です。
一方で派遣社員なら時給が高めですし、シニア層の受け入れが進んでいるのでおすすめです。
30代フリーターは、なぜ派遣社員をやったほうがいいのか?比較していきます。
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30代フリーターにはデメリットが多い
残念ながら、30代フリーターにはデメリットが多いことも事実です。
派遣 | フリーター |
時給◎ | 時給△ |
雇用△ | 雇用○ |
福利厚生○ | 福利厚生△ |
勤務時間○ | 勤務時間△ |
アルバイトは雑用のように店を回す「直雇用スタッフ」
派遣社員は決められた仕事だけ任される「他社の助っ人」
という違いが大きいです。
アルバイトで30代と聞くと正直、「ちょっとなぁ〜」と思われることも多いかと思います。
一方で派遣社員は年々増えてきているので、たとえ男性だとしても「しっかり働いてるのね」と思われます。
2020年1~3月平均の派遣社員数は約143万人となりました。雇用者全体(5,661万人、役員除く)に占める派遣社員の割合は2.5%
https://www.jassa.or.jp/keywords/index1.html
※ただし2020年には、コロナの影響もあり前年比98.4%と減っています。
アルバイトと比較して、年齢を重ねても業種によっては続けやすいのが派遣のメリットです。
具体的に言うと、派遣で多いのがコールセンターや文章入力などの内勤の仕事。
このような仕事は体力的に無理なく働けるので、30代以降でも重宝されるんですよね。
試しに派遣サイトで有名な「はたらこねっと」で調べてみると、東京の50代以降の求人(エルダー活躍)が15,548件もヒットします。
そもそも「こだわり」の条件のところに50代以降活躍ってあるのがすごいですよね。バイトだと、なかなかこうはいきません。
- 昇給やボーナスがないため、あらかじめ高めに時給が設定されている
- 派遣会社の面接を通過しているので、質の担保れた人材として評価される
- 直雇用ではないため、給与計算や社会保険料が不要な分、時給に還元される
といった理由から、派遣社員の時給は元から高めに設定されています。
場合によっては時給1800円など、ボーナスのない正社員より高給な場合もあるほどです。
派遣社員ならば、有給が完備されていたり、条件を満たせば厚生年金にも加入できます。
一方でアルバイトで国民年金のみだと、将来3〜7万円程度しか年金がもらえないため、それだけで生活が成り立たない可能性が出てきます。
結果として、死ぬまで働き続ける必要が出てきますよね。それは勘弁って感じではないでしょうか。
一生フリーターは、体力的・経済的・雇用的にも難しい
可能ならば「一生フリーターでいたい」という人もいますよね。
でも残念ながら、歳を重ねるごとに現実的に難しい要素が出てきます。
たとえばネットカフェで働くとして、ぎっくり腰をやってしまうかもしれません。
また、年齢的に立ち仕事はきつくなる時期ですし、体力仕事は長く続けられません。
ローンが通らなかったり、結婚して子供をつくるというのも現実的ではないですよね。
一人暮らしの場合でも、毎月の家賃が重くて気軽に好きなものも買えないストレスもあるでしょう。
接客業として「若い人に代謝してほしい」と店長は考えているかもしれません。
経営が傾いてきたら真っ先に切られるのは、正社員ではなくアルバイトです。
一生フリーターが難しいなら、まずは派遣社員として働くべし
よく他のブログなどでは「フリーターから正社員になろう」というような言い方をされますが、現実的ではない部分もあるでしょう。
派遣社員ならシフト制で働けますし、バイトから待遇だけよくなったようなイメージです。
そう考えると、「じゃあやってみるか」と一歩踏み出しやすいかと思います。
マイナビスタッフなら学校で知名度が高いので
- 学校事務
- 大手マスコミや出版社
- コールセンター
などの求人が多く掲載されています。
また「紹介予定派遣」という、一定期間働けば正社員や契約社員へとステップアップできる道が用意されている案件もあります。
派遣から、契約社員まで目指せるのが活用するメリットだと言えるでしょう。
派遣ならシフトが安定していますし、残業が発生しづらいため副業がしやすい環境にあります。
派遣の収入だけでは貯金できない場合には、同時に副業でコツコツ取り組むのがいいでしょう。
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30代でフリーターなら、派遣社員に転身してみる
結論として、30代でフリーターなら派遣社員として働いたほうがおすすめです。
派遣社員なら未経験でも実績がなくてもなれます。なので職歴に自信がない人こそ利用価値が高いです。
「今さら新しいことにチャレンジする勇気が出ない」
「限界までフリーターを続けたい」
そう思っている人がいるかもしれませんが、デメリットは前述した通りです。
限界が来てからでは、収入が途絶えてしまう期間ができるのでリスクですよ。
なるべく早いうちから、動き出すことをおすすめします。
「なるべく頑張りたくない」という場合には、アルバイトを続けながら副業に挑戦してみる、という方法があります。
詳しくは「Webライティングの副業がおすすめな理由」のページに書いていますが、Webライターとして活動する副業がおすすめです。
ここまでフリーターとして生きてきたことで、自信をなくしてしまっている人もいるかもしれないですね。でも自信がないのは、もったいないことです。
人には、必ず向いていることがあります。得意なこともあります。あなたはまだ、それを見つけられていないだけかもしれません。
必ずしも仕事にやりがいを求める必要はありませんが、今の生活に不満があるならひとまずは、仕事に全力で向き合ってみるのもありかと思います。
今からでも自信を取り戻すために、「向いてない仕事を続けるメリットはない」のページも参考にしてみてください。
頑張ることにすら、疲れてしまったあなたへ
「フリーターとして生き続けてきたけど、限界」
「働くことすら続けられない」
という人も中にはいるかもしれませんが、安心してください。
最後には生活保護というセーフティネットもあるし、いきなりホームレスになることはありません。
「頑張ることに疲れたなら、競争から離れる価値観を身につける」ことを目指しましょう。
人間、身の丈に合っていないことや競争社会に身を置くと、疲れてしまうこともありますから。
我々は働くために生きているのではなく、生きるために(生活費を稼ぐために)働いている側面が大きいです。
なるべく働くことを避けたいなら、生きるために働く方向へ少しずつでもシフトしていくことです。
⇒「働くために生きる」生活に消耗しているなら、逆の環境を目指すべし
これを書いている私も、「正社員諦めた」という価値観を持っているほどです。
誰しもが画一的に正社員に向いているわけではありません。中には、息苦しさを感じることもあるだろうし、ブラック労働に辟易することもありますよね。
できる人はやればいいし、できない人は無理せず自分ペースで生きれるようになるのがベストです。
さまざまな弊害があるかもしれませんが、一番優先すべきなのは、ありのままの自分がしたい生き方です。誰かの価値観に流される必要はありません。
先の見えない世の中で正社員が唯一の正解でもないので、自分優先で考えてみてください。