以前、「借金のメリットってあるの?デメリットだらけなのはわかる。」の記事であえて借金のメリットについて書きましたが、今回のお話も少しこれに近い内容となっています。
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貧乏はあなたのせいではない
まず最初に伝えたいのは、貧困になったのはあなたのせいではなく「環境が悪かったから」です。
人間は生まれる環境を選べません。遺伝と環境でほぼほぼ決まるので、現時点で収入が少ないことを気に病む必要は全くないです。
それでも、コツコツと日々を積み重ねていけば、貧困から抜け出すのは難しいことではありません。
貧乏人のメリットは実は多い
「何をバカな」と思われるかもしれませんが、実は貧乏でいる現状でもメリットはあります。
消費社会では、さまざまな広告が日々目に飛び込んできます。
そこでは、「役立つ」「ラクしてできる」「即効性がある」など、一見お得な宣伝文句で彩られていますが、根本的には受動的な消費でしかありません。
つまり、情報に踊らされ要らないものまで買いがちになりますよね。
一方で私のように借金を抱えているような人間は基本ケチなので、4度見くらいしてから、よく見定めて購入します。
一度借金を抱えてしまったり、貧乏を体験すると、少なからず「どん底」を経験しているかと思います。
瞬間的にはしんどさもある経験ですが、結果としてその後はどん底から這い上がるだけ。
そうした意味から、アフリカの成人の儀ではないですが、貧乏後は一皮むけた人間になっているでしょう。
普通の貧乏を経験していない人より、逆境への耐性が大きく違ってきます。
国保や年金が減額になったり、住民税が安くなったりします。
住民税などは前年の所得で決まるので、もし昨年そこそこ稼いでいたなら危ないですが、昨年も貧乏暮らしだったらラッキーですね。
年々、社会保険料が高騰してサラリーマンも圧迫されている状況なので、払う税金が少なく済んだり減額できるのはデカいです。
休職中で自宅療養していたりとか、失業保険をもらっている間は、言葉は悪いですが暇な時間が増えます。
暇になればこれまで追いきれなかった流行に追いついたり、時代の流れを落ち着いて掴むこともできます。
それだけ最新情報に触れるので、稼ぐための情報をじっくり吟味できるのがメリットでしょう。
逆に毎日残業してクタクタな人は、新しい情報を仕入れる心の余裕もないので、革新的なことができません。
時間があることに罪悪感を覚えることもあるかもしれませんが、しっかり休むことも大事です。体を休めてから、次のステップに踏み出してみてください。
クソどうでもいい仕事が増えている(ブルシット・ジョブ)
あなたが貧乏で疲れてしまうのは、現在の資本主義経済の仕組みが影響している可能性が高いです。
貧乏から抜け出す方法の前に、今の世の中の現状をざっくりおさらいしておきましょう。
- 「そもそもなんでこんなに長時間働かなきゃいけない世の中なのか」
- 「ブラック企業が蔓延しているのか」
- 「給料が上がらないのか」
一つの本から、理論を紹介します。
資本家が儲けるために、生活に不可欠なブルーカラー労働者の給与が低く抑えられ、どうでもいい仕事をしているホワイトカラーが高給、という理論があります。
本を読んだ感想を一部引用します。
機械化などで生産性は上がったのに労働時間は短縮するどころが強化されている。その大きな理由はブルシットジョブ・・どうでもいい仕事が増えているから。なぜ増えているかというと、政治経済金融のエリートたちが今のシステムを維持したいから。世の中になくてはならない仕事、ケアをしている人々は正当な対価を得ていない。著者は、ひとつの提案としてベーシックインカムに可能性を見出している。分厚い本だが人々の証言が多く読みやすい。共感する部分は多かったが何がブルシットジョブなのか決定付けるのは突き詰めると難しそうな気もする。
https://bookmeter.com/books/16115101?review_filter=netabare#js-book-reviews
経済学者のケインズは20世紀末までに週15時間労働を予想していましたが、実現していませんよね。
(ちなみに私は週4の28時間労働です。フルタイムで働いていた時より、だいぶ疲労感が違うので、この記事を書けていたりします。)
⇒【内訳け大公開】週4勤務の手取りは15万円、世知辛い世の中です。
このことからも、環境が悪く、長時間労働かつ低賃金を強いられている社会で私たちは働いていることがわかります。
日本には、残念ながら経営能力が足りない経営者が舵取りをしている企業が多く生き残っています。
多くは「ワンマン経営」とか「ブラック企業」などと呼ばれますが、このような企業からはいち早く抜け出すべきです。
あなたの能力が安く買い叩かれて搾取されるばかりか、人間としての尊厳まで奪われてメンタルがやられてしまいます。
「人生つまらないアラサーが、一旦立ち止まって考えたいこと一選」のページにも書いていますが、自分の感性を大切にして、違和感を持ったら自分優先でいきましょう。
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貧乏から抜け出す選択肢は2つ
貧乏から抜け出すには、お金を稼ぐか、支出を減らすかの二択です。
- 稼げる業界へ転職する
- ダブルワークする
- 副業する
- 失業保険や生活保護を受給する
- 家賃が安いところへ引っ越す、実家へ戻る
- 通信費や保険の見直しをする
- コンビニや自販機を利用する頻度を下げる
ご自身の状況は一番自分が分かるかと思いますので、多く稼ぐか、支出を減らすプランを考えてみましょう。
やりやすいところからで大丈夫です。
貧乏から抜け出すには、まず心身の健康から整える
「貧すれば鈍する」という言葉もあるように、現状で貧乏なら心も疲弊している可能性があります。
まずはゆっくり休めるなら療養して、健康な心と体を取り戻してから働いても悪くないですよ。
- 健康状態が悪い
- メンタルがやられてしまっている
といった状態では十分なパフォーマンスが発揮できないため、そんな状態で働いてもより状況が悪化する可能性すらあるので。
ご自愛ください。
もし自宅で療養中にできることはないか‥とお探しでしたら、下記で紹介する副業も検討してみてください。
適度に社会と接することにも繋がるし、いいリハビリになるかもしれません。