「人生100年時代」と言われてしばらく経ちますが、今後の働き方は2つあります。
- 70歳(年金受給年齢)まで労働を続ける道
- 一定期間で仕事は引退し、個人の稼ぐ力で細細やっていく道
高齢化社会で生きていく我々は、ある意味で決断が求められます。
定年まで働くか(現在65歳のところ、段階的に70歳、75歳と引き上げられる可能性あり)。
もしくは、その前に自分の道を決めて、個人の力で稼いでいくか。
はっきり言って70歳まで働くのは地獄ですよね。年金もらうまで働くのはしたくないです。そもそも確実に年金だけで暮らしていけるかさえ分からないというのに…。
「働くこと生きることに疲れたなら、逆の環境を目指すべき」に書いていますが、そもそも20代や30代でも精神的、肉体的に疲れ果ててしまうこともあるかと思います。
今回は、定年まで頑張るのは無理あるんしゃない?というスタンスで進めていきましよう。
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稼ぐ力を身につけることで得られるメリット
選択肢の拡大:
稼ぐ力を身につけることで、将来の選択肢が広がります。
収入を得るための様々な道が開かれ、自分の興味や能力に合った職業やビジネスを選ぶことができます。
自分の目標や夢を追求するための柔軟性が高まります。
会社への依存症が低くなる:
企業の寿命はどんどん短くなっているのに、個人としては働く期間が長くなります。
東京商工リサーチによると、2021年時点の企業の平均寿命は23.3年
厚労省によると、2021年の健康寿命は男性は72.68歳、女性は75.38歳
個人としてはいつまで働くことになるか、見通しがつかないですよね。年金が70歳で確実にもらえるとも限らない。そんなことになれば、死ぬまで働き詰めです。
一方で会社はバンバン倒産してしまいます。
一つの会社で一生過ごす!
と考えていても、いつなくなってしまうか分かったものではありません。
個人としては働く時間が伸びてくるにもかかわらず、会社の寿命は短くなるので、必然的にリスクがつきまといます。
なのでリスク分散の観点からも、個人で稼ぐ力を身につけるメリットが大きいと言えそうです。会社がいつなくなっても慌てないメンタルが持てるようになるかもしれません。
収入爆上げのチャンス:
- 会社勤めで稼ぐ⇒どれだけ成果を出しても給料は決められた金額しかもらえない
- 個人で稼ぐ⇒収入は青天井で伸びていく可能性あり
といった違いがあります。
もちろん、そこまで爆発的に稼げるようになるには参入する事業によるかと思いますが、たとえばYouTubeなら再生数に応じて広告収入がどんどん増えていきますよね。
そんな感じで、会社勤めでは人件費として設定されている給料が、個人で稼ぐなら上限が決められておらず、「副業で始めてみたけど、本業の10倍稼げた」なんてことになる人もいるでしょう。
時代の波にのれる:
会社勤めなら指示されたことをやるだけでお給料がもらえますが、個人で稼ぐならその時々の時代の流れに乗っていく必要があります。
要はニーズのないところでは価値が生まれづらいので、「参入して稼げる市場かどうか」という見極めをシビアにしていかなくてはいけません。そういう審美眼が養われます。
出発点としてまずは、時代の流れを見つける眼を養っていかないといけませんが、一度感覚を掴めたなら、ずっと役立つのが個人のマーケット感覚だと言えるでしょう。
働く場所が自由:
単純に、組織に所属していなければ働く場所や立場にも囚われません。
しがらみがない分、自由な発想でスピーディに展開していけることも考えられますし、会社であれば提案しづらいことが、個人であれば好き勝手できるのがメリットです。
たとえ上手くいかないことがあっても、「なぜ失敗したのか」原因を振り返って付き止めれば、より精度の高い施策が打てるようにもなるかもしれませんよね。
稼ぐ力を持つにはどうすればいいの?
とはいえ、稼ぐ力は一朝一夕で身につくものでもありません。ではどうすれば、稼ぐ力を身につけられるでしょうか。
スキルや知識の習得:
稼ぐ力を高めるためには、需要のあるスキルや知識を身につけることが重要です。市場の需要やトレンドを把握し、自分の興味や適性に合った分野でスキルを磨きましょう。専門的な資格や教育プログラムに参加することも有益です。
自己マーケティング:
自分自身をアピールする能力も稼ぐ力を高めるために重要です。自己ブランディングや履歴書・ポートフォリオの作成、効果的なコミュニケーションスキルの習得などを通じて、自己を他人にアピールしましょう。
継続的な学習と成長:
稼ぐ力を持つためには、常に学習と成長の姿勢を持つことが重要です。自分の分野や関連分野の最新情報を追いかけ、新しいスキルや技術を取り入れる努力を続けましょう。自己啓発やセミナー、ワークショップなどへの参加も有益です。
ネットワーキングと人間関係の構築:
人間関係はビジネスや仕事の成功において重要な要素です。積極的にネットワーキングを行い、他の専門家や業界のリーダーとつながりましょう。良好な人間関係を築くことで、仕事の機会や情報の交換が生まれることがあります。
リスクの計画と取り組み:
稼ぐ力を高めるためには、リスクを計画的に取り組むことも重要です。新しいビジネスチャンスや投資の検討をする際には、リスクとリターンを適切に評価しましょう。適度なリスクを取ることで成長の機会が広がりますが、無謀な行動は避けるべきです。
当たり前ですが、「指示されたことしかやらない」のでは、いつまで経っても稼げる目線は養われないです。
前のめりに独学してみることで、どんとん知識を吸収して実践していける土壌をつくれます。
いきなり明日から「それでは個人でお金を稼いでみてください」と言われて、どれくらいの人が稼げるでしょうか。
日頃からアイディアをストックしている⇒実践すればすぐ収入に結びつく可能性が高い
かと思います。
いざという時にすぐ動けるように、普段から頭の中では個人で稼ぐアイディア出しをしてみるのもいいかもしれません。
失敗することで大きな経験値が貯まっていくので、知識ばかり取り入れるだけではいけません。
「まずやってみる」ことで、たとえ失敗したとしても次につながるチャレンジになっていくでしょう。
最初はなかなか上手くいくことは少ないです。市場のニーズが掴めていないかもしれないし、参入障壁が低ければそれだけライバルも多くなります。
上手くいくまでトライアンドエラーで試行錯誤していく不屈の精神が求められます。
とはいえ、同じことばかりしていては進歩がないので、少しずつでも変化していくことです。
柔軟性をもつことで、臨機応変にニーズを捉えたり、その時々に必要な知識をインプットしていくことにもつながります。
「自分はこれで勝負する」という頭でっかちな感じではなく、柔軟にウケる要素を取り入れていきたいところですね。
いつまで働く?70歳までは嫌だ
冒頭でもちらっと書きましたが、何も動かずエスカレーター式で流されていては、定年まで働かざるを得ません。しかも、その定年というゴールポストは動きます。
今65歳で定年と決められていますが、70歳までに引き上げられたとき、おとなしく5年分も追加で働きますか?健康寿命が72歳なのに?
そんなの嫌です。嫌すぎます。
それなら40歳や50歳までに稼ぐ力を身につけ、セミリタイアしたくないですか?それなら、今からでも間に合います。
5年後、10年後のセミリタイアを目指して、自分の専門性を高めていきましょう。
可能であれば、今日にでも労働人生から引退したいくらいです。
しかし、日々の生活費を稼がなくてはいけなかったり、スキルが低かったりで働かざるを得ないというのが多くの人の実情かと思われます。
ただ、「なるべく早くリタイアしてやるんだ」と強い気持ちを持つことはいいことです。
まずは目標がないと、70歳までダラダラと生活費を稼ぐために働き続けなくてはならない生活になってしまいますからね。
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今からでも身につけられる
今からでも個人で稼ぐ力は身につけることができます。
具体的なスキルを身につけたいと思ったら、下記で紹介する「手に職をつける」項目も参考にしてみましょう。