- 向いてない仕事でも、頑張ればいつか報われるはず
- 向いてない仕事でも、時間の経過でやりすごせる
- 向いてない仕事でも、感情を押し殺せば平気だ
そんな風に思っているなら危険信号ですよ。
自分に合わない仕事を続けることは、身体的、精神的なストレスを引き起こし、生産性やパフォーマンスにも影響を与えます。
向いていない仕事を続けることで、モチベーションが下がり、業務のパフォーマンスが低下するとともに、ストレスや不安が蓄積されます。
さらに、向いていない仕事を続けることによって、自己肯定感が低下し、職場での自信が失われることもあります。また、将来のキャリアアップや転職の機会を逃す可能性もあるため、自分に合わない仕事を続けることは長期的に見るとデメリットが多いです。
その他にも、ストレスからくる身体的な病気やメンタルヘルスの問題、人間関係の悪化など、向いていない仕事を続けることが原因となるデメリットは多岐に渡ります。
自分に合わない仕事をしていると感じている人は、転職を考えるなど、自分自身が幸せになるための選択肢を模索することが大切です。
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向いてない仕事を続けることによるデメリット7つ
向いてない仕事を続けることによるデメリットを7つ挙げます。
- ストレスや不安が蓄積される
- モチベーションが下がり、仕事への意欲が低下する
- 業務のパフォーマンスが低くなり、周囲からの評価が下がる
- 体調不良や精神的な不調が引き起こされる可能性がある
- キャリアアップの機会が減少し、収入が低くなる可能性がある
- 仕事にやりがいを感じられないため、将来に対する不安が増す
- 長期的に見て、キャリアに関する選択肢が制限される可能性がある
向いてない仕事を続けることは、自分自身のキャリアに対してもマイナスの影響を与えます。適性に合った仕事を見つけることで、自分自身がより充実したキャリアを築いていくことができます。
続いて、それぞれ具体的に説明します。
1.ストレスや不安が蓄積される
向いていない仕事を続けることでストレスや不安が蓄積される例を挙げます。
- 業務内容に合わないため、毎日の業務に苦痛を感じる
- 業務についての不安や不満が日常的に抱え続ける
- 評価や報酬が自分の努力に対して十分に反映されていないと感じる
- チームや上司との人間関係にストレスを感じる
- 適性に合わないために、業務のパフォーマンスが低くなることに不安を感じる
- キャリアアップのチャンスが限られるため、将来に対する不安が増す
- 業務にやりがいを感じられないため、仕事へのモチベーションが下がる
これらの要因が蓄積されることで、ストレスや不安が増大し、メンタルヘルスの問題を引き起こす可能性があります。例えば、うつ病や不安障害、パニック障害などの症状が現れることがあります。それらの症状が長期的に続くと、社会生活や人間関係に悪影響を及ぼすことがあるため、早期に対策を取ることが大切です。
2.モチベーションが下がり、仕事への意欲が低下する
仕事に対するモチベーションが下がると、以下のような具体的な症状や現象が起こることがあります。
- 仕事に対する興味・関心が失われる:以前は楽しく取り組んでいた仕事でも、モチベーションが下がると興味や関心が薄れ、やる気が起こりにくくなります。
- 行動力や積極性が低下する:仕事に取り組むためのエネルギーや行動力が低下し、積極的な行動が起こりにくくなります。
- 集中力が低下する:仕事に集中することができず、作業に時間がかかったり、ミスをすることが増えたりします。
- 意欲的に取り組めなくなる:モチベーションが下がると、やるべきことがあっても意欲的に取り組めなくなることがあります。
- 能力が発揮できなくなる:モチベーションが下がると、能力を発揮することができなくなり、パフォーマンスが低下することがあります。
- 仕事へのストレスが増す:モチベーションが下がると、仕事に対するストレスが増し、うつ病や不安障害などの精神的な問題が起こることがあります。
- コミュニケーションが減少する:モチベーションが下がると、同僚や上司とのコミュニケーションが減少し、孤立感を感じることがあります。
3.業務のパフォーマンスが低くなり、周囲からの評価が下がる
業務のパフォーマンスが低下することにより、以下のような具体的なデメリットが発生する可能性があります。
- ミスが増える:モチベーションが低下すると、業務に対する集中力が低下し、ミスが増えることがあります。
- 仕事の質が低下する:パフォーマンスが低下すると、仕事の質が低下し、周囲からの評価が下がる可能性があります。
- デッドラインに間に合わない:業務に対する意欲が低下し、仕事に取り組む時間が長くなると、デッドラインに間に合わなくなることがあります。
- ストレスが増える:業務に取り組むことが苦痛に感じられると、ストレスが増えることがあります。
- 意見が言えなくなる:パフォーマンスが低下し、仕事に対する自信がなくなると、意見を言えなくなることがあります。
- 仕事に対するやる気がなくなる:モチベーションが低下すると、仕事に対するやる気がなくなり、やりたくないと感じることがあります。
- 仕事から離職する:長期間にわたって業務のパフォーマンスが低下すると、上司や同僚からの評価が低くなり、仕事を辞めざるを得なくなる場合があります。
4.体調不良や精神的な不調を引き起こす可能性がある
以下は、向いてない仕事を続けることによって体調不良や精神的な不調が引き起こされる可能性があるポイントです。
- 慢性的な疲労感や睡眠不足
- 頭痛や肩こり、背中の痛みなどの身体的な不調
- 不安感やストレスによるうつ病や不眠症の発症
- 食欲不振や過食、不規則な食生活の習慣化
- 運動不足や過剰なアルコール摂取などの生活習慣の悪化
- 自信の喪失やモチベーション低下によるやる気不足や作業効率の低下
- 人間関係の悪化によるストレスや孤立感の増大
5.キャリアアップの機会が減少し、収入が低くなる可能性がある
以下は、向いてない仕事を続けることによってキャリアアップの機会が減少し、収入が低くなる可能性があるポイントです。
- 向いていない仕事では、業務に対するやる気や熱意が低下し、自己成長の機会が減少することがあります。
- 長期間同じ仕事を続けていると、専門性が高まる一方で、その分野以外のスキルや知識が身につきにくいため、転職時に不利になる可能性があります。
- 働き続けていく中で、向いていない仕事に対するストレスがたまり、健康を損なうリスクが高くなることがあります。病気や怪我による長期休職や退職が必要になり、経済的なダメージを受ける可能性があります。
- 向いてない仕事では、業務遂行に対する自信が持てず、スキルや能力に見合わない低い給与に甘受することになる場合があります。
- 業務に対する興味や関心が低くなり、必要以上に長時間働くことになったり、残業が増えることがあります。
- 業務への不満やストレスがたまり、職場の人間関係が悪化することがあります。そうした状況下で仕事を続けることがストレスや不安を引き起こし、身体的、精神的な健康に悪影響を及ぼすことがあります。
- 収入が低くなると、自己実現や生活の質に影響を与えることがあります。特に、将来に向けた資産形成や老後の備えに不利になることがあります。
6.仕事にやりがいを感じられないため、将来に対する不安が増す
以下は、向いてない仕事を続けることで仕事にやりがいを感じられず、将来に対する不安が増す具体例です。
- 同じ業務を繰り返すことで、モチベーションが下がり、自己成長が感じられなくなる。
- 自分に合わない仕事を続けることで、スキルや経験が身につかず、市場価値が下がる。
- 常にストレスを抱え、心身ともに疲弊して、仕事以外のことに取り組む余裕がなくなる。
- 自分の能力や適性に合わない仕事に取り組むことで、失敗やミスが増え、職場での信頼度が下がる。
- 自分に合わない職場環境や人間関係に悩まされることで、心理的なストレスが増し、うつ病や不安障害などの精神的な病気を発症する可能性がある。
- 将来にわたる収入が不安定であるため、経済的な不安からストレスが生じ、精神的な疾患を引き起こすことがある。
- 自分が何をしたいのか、どのようなキャリアを目指したいのかといった、自己の将来像が描けず、不安や焦りを感じることがある。
7.長期的に見て、キャリアに関する選択肢が制限される可能性がある
以下は、向いてない仕事を続けることによってキャリアに関する選択肢が制限される可能性がある具体例です。
- 長期的に同じ職種や業界に属することで、他の業界や職種に転職する際にスキルや経験が活かせなくなることがある。
- 同じ仕事を続けていると、その分野以外の新しい知識や技術を身に付けることができなくなる場合がある。
- 過去の経験やスキルが古くなってしまい、市場価値が下がる可能性がある。
- 長期的に同じ仕事を続けていると、その分野以外のキャリアアップの機会が限られることがある。
- 業界や職種によっては、年齢や経験年数によってキャリアアップが難しくなる場合がある。
- 同じ仕事を続けていると、その分野以外のキャリアに転身するために必要なスキルや経験が不足している可能性がある。
- 長期的に同じ仕事を続けることで、その分野以外の業界や職種に転職する際に、年収や待遇が低くなる可能性がある。
【体験談】向いてない仕事を続けた結果
身体は資本とはよく言ったものです。
「仕事が一年続かない」のページでも書いていますが、私は向いてない仕事を続けた結果、メンタル不調をきたしました。
特に苦手なのが
- 感情的な上司
- 型に嵌めてルールを押し付けてくる上司
でした。
要は人間関係ですね。
「感情的でもロジカルでも、どっちも合わないんかいっ!」とツッコミ入れたくなりますが、合わない人は本当に合わないのが職場の人間関係だと思います。
無理して続けるとメンタルクリニックのお世話になったり、重症化すると鬱で動けなくなったりするのでおすすめしませんよ。
感情を押し殺してもいいことはありません。いずれ押し殺した分だけ、身体に異変が出てきます。
心と身体はリンクしているので、感情だけなかったことにしても無意味です。
感情は吐き出し、嫌な職場はイヤ!と素直に表現したほうが健全です。
下手に感情を押し殺すと、ある日突然動けなくなったりしますから。
そうなったら休職なども必要になるので、むしろ全体的にマイナスな結果となってしまいますよね。
自分の感情に嘘をつかない
さらに、向いてない仕事をするとモチベーションも下がった状態での勤務となります。
人は強いストレスがかかるとパフォーマンスが40%落ちるとも言われるので、本来の能力も発揮できず、仕事の出来はいまいちです。
また出勤前(日曜の夜)にも「仕事行きたくないな〜」と考えることでストレス増大です。
モチベが上がらないどころかマイナス要素が大きすぎるので、早めに環境を変えたほうが自分にとってメリットも多いですよ。
⇒仕事辞められない時、第三者に入ってもらうとあっさり辞められます
モチベだけでなくパフォーマンスもガタ落ち
結果的に、私が向いてない仕事を続けことで感じたメリットはあまりありませんでした。
頑張って絞り出してみると
- 仕事内容は悪くなかったので、キャリア形成に役立った
- 安定して給与をもらえた
- ブラック企業に対して耐性がついた
- 感情を抑える訓練になった
といったことは挙げられます。
私の場合には人間関係で辞めていることがほとんどですが、仕事内容が合わない場合にはその後のキャリア形成にプラスが少ないため、すぐに辞めたほうがメリットが大きいと考えます。
- 人間関係で向いてないと感じる:続けるメリットはある
- 仕事内容で向いてないと感じる:続けるメリットが薄い
今後どういったキャリアを歩みたいかにもよりますが、仕事内容が向いてないと感じるならさっさと次に切り替えていく意識も必要かと思います。
いい意味で耐性はつく
向いてない仕事の見極め方
では、どういったタイミングで「仕事向いてない」と感じることがあるでしょうか。
- 仕事内容に楽しさ・やりがいを一切感じない
- 職場の人間関係が魅力的ではなく、ピリピリしている
- 上司の姿から、将来の自分のイメージが確定してしまう
- 自分が5年後、同じ会社で働いているイメージが沸かない
- 尊敬できる上司がおらず、悩みを相談できる人もいない
- 職場の人から、自分に対する当たりがキツいと感じる
- 些細なミスのれん発や、自身の能力不足を痛感している
- 上司に呆れられたり、直接的に「やめたら?」と言われる
- 同僚や部下と比べて、自分は仕事が遅いと感じる
上記はあくまでも目安です。
人によってストレス耐性が違えば、出来事に対する感じ方も違います。そんな中で、一概にタイミングをお伝えすることは難しいです。
最終的に判断を下すのは自分自身。
そう思っていないと、後々誰かのせいにしたくなることも出てくることでしょう。
疲れていると客観視に判断できなくなることはありますよね。そんな時は、時間を置いて冷静になれるまで休息を取ってください。
あくまでも客観視に、ご自身で集めた判断材料から判断はしていく必要があります。
勢いで辞める判断をしてしまうと、次の仕事がなかなか決まらないことがあります。
「会社員向いてない人の生き方」のページでも書いたように、複数の仕事をかけ合わせて働く方法や、今の仕事を続けつつ副業から始めてみる方法もあります。
上記ページも参考にしつつ、自分に合った働き方や生き方を見つけていってください。
生活費がなくなれば、最悪ホームレス…という心配がある方もいるかと思います。
しかし、辞める前から心配しすぎるのもよくありません。
たとえば、うつの診断書があれば自己都合退職でも失業保険がすぐ給付されます。
また「お金がなくて病む」のページでも書きましたが、支出を抑えつつ幸福になることは可能です。
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向いてない仕事を続けることで失うものは多い
結局は、
- 仕事(キャリア)を取るか
- 健康を取るか
この二択に収束できます。
そしてどちらがいいのかは、あなた自身の状況やストレス耐性によっても異なります。
正しい判断を下せるよう、また体調には気をつけてください。