めっちゃ仕事続かない。なんなら3ヶ月で辞めちゃう。でも生きるためには働かなくては食っていけない。さて、困った
- 短期離職をついつい繰り返してしまう
- 次の就職で決めようと思ったのに、3ヶ月で逃げ出した
- 自分が長く居られる職場はないんだと思う
希望を持って社会に出たはずなのに、いつの間にか仕事をコロコロ変えるようになっていることってありますよね。
「仕事が一年続かない」の記事にも書いていますが、私も20代で何度も仕事を変えました。いわゆるジョブホッパーというやつなので、気持ちはよく分かります。
そんな私が、20代で職を転々としている方に向けて解決手段を考えてみます。
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20代で短期離職を繰り返す要因
「入社前とのギャップ」が大きいですね。
- 入社前⇒会社の良いところしか見えてない
- 入社後⇒徐々に実態が見え始める
当たり前ですが会社は営利組織なので、きれい事ばかりでは利益を上げていけません。
競争もあるでしょうし、多少グレーなやり方も見過ごされていることもあるかもしれません。
そういった環境で、入社後のギャップに悩まされることも多いでしょう。
中小企業は人材育成の仕組みが整ってない
また中小企業では、あまり人材育成のプロセスが出来上がっておらず、各部署に任せきりになっているところもあります。
言い換えれば「配属」ガチャ問題です。
配属部署がブラックだったり上司との折り合いがつかなければ、それだけで短期離職につながることも。
決してあなたの責任ばかりではないということですね。
人材を「使い捨てる」企業もある
いわゆる「ブラック企業」というやつですが、人材を育てるのではなく、使い捨てる企業もあります。
そういった企業は給料も高くないので「やり甲斐」を売りにしていたり、やたら「ポジティブマインド」が高かったりします。
今は転職会議のウェブサイトで企業の評判もわかりますので、引っかからないように注意しましょう。
【前提】職歴が多い=「悪」ではないです
日本では転職回数が多いとネガティブな印象を持たれますが、アメリカでは全く逆です。
アメリカの転職に対する印象
「経験豊富である」
「決断力、チャレンジ精神がある」
「多角的な視点から物事を見れる」
アメリカの平均転職回数は11.3回。
対して、
日本の平均転職回数は2.8回。
これだけの差があるので、意識が違ってもしょうがないですね。
それにしても、仕事すぐ辞めるた人に対する風当たりが強すぎん?これじゃ滅入っちゃうよ
日本はメンバーシップ型の雇用形態。ワイワイガヤガヤとどんちゃん騒ぎして「みんな仲間だ!」という社会です。
そういった中では村の祭りに参加すること、つまり勤続年数が重視されてきました。
一方で欧米など外国はジョブ型雇用です。自身のキャリアアップのために転職を重ねるので、転職=前進という考え方なんですよね。
[say name=”けちゃっぷ君” img=”https://centerpointhalf.com/wp-content/uploads/2021/12/food_ketchup01_01.png”] どちらの社会が良いかは一概には言えないけど、いずれにしても専門がない人がジョブホッパーだと厳しそうだよね。 [/say]
今は確かに、短期離職者に対する世間の目は冷たいです。
しかしこれからジョブ型雇用が進んだり、雇用の流動性が高まれば、日本も転職に対してポジティブに捉える人が増えてくるでしょう。
これまでのイメージ
転職=逃げ、協調性がない、責任感がない
これからのイメージ
転職=前向き、チャレンジ精神、スキルがあればOK
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「日本全体の意識が変わるまで待ってられない!」と思われる人は、あまり転職回数が気にされない業界を選ぶことです。
- ウェブ業界
- IT業界
なら転職回数についてマイナス評価を受けづらいため、まだチャレンジしていない人はこのタイミングで検討してみるのもおすすめ。
とはいえ現実問題として、「短期離職の経歴がしっかり履歴書に記載されてしまっている」状態ではありますよね。
残念ながら過去は変えられませんが、良い方向に解釈をつけたり、自信を持つということは今からでもできます。
他の同期や友達より一歩、いや2歩くらい遅れてしまうイメージなので落ち込むのは当然です。
面接官にやめた理由をしぶしぶ話してため息をつかれることもあるかもしれません。
ですが逆に言えば、そんな古い価値観の浸透している会社はこっちから願い下げ。
そういったマインドで就活すれば、自ずと自由な会社や業界が見えてきます。
自分に対するイメージを変える
今まで転職の際にはマイナスなことをいろいろ言われてきませんでしたか?
その場合、セルフイメージも悪化している可能性があります。
「短期離職ばかりしてきたから自分はダメなやつだ」
「もうまともな会社では雇ってもらえないのではないか」
そういったマイナスイメージを自身に抱いてしまっては、前向きに転職もできません。
まずは、自身が自分に対して抱いているイメージを良くすることで、短期離職者でも上手くいく転職活動ができるようになりますよ。
確かに、「自分はダメなやつ」「仕事できないやつ」って思い込んでた。これがセルフ呪いか
人間って不思議ですよね。
セルフイメージが良くなると、いい状態がつくれます。
実際に短期離職した過去は変わらないのに、前向きに捉えることができるようになるんですね。
私も過去には、面接で何度も「なんですぐ辞めちゃったの?」と言われてきました。その度に短期離職=悪という自己認識を強めてしまっていました。その状態では、いい再就職はできません…。
あくまで一例ですが、下記など。
過去の捉え方をプラスに転換
□出来事:職場で上司と口論となり、勢いでやめた
悪い解釈⇒感情が抑えきれなくてダメな自分
良い解釈⇒真面目に仕事に取り組んでるから、揉めることになった。仕事に取り組む姿勢自体はよかった
このように、過去の出来事のいい面に焦点をあて、自分の中で捉え直すことができます。
最終的には、マインドだと思います。
セルフイメージ悪い:転職が上手くいかない
セルフイメージ良い:転職が上手くいく(長続きする)
短期離職した過去の捉え方次第で、自分を良くも悪くもイメージすることができます。
いい状態で転職活動をするには、過去の悪い体験をプラスに捉え直すことです。
悪い面ではなく良い面にも着目し、自己評価を高めることを意識的に取り組んでみてください。
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20代ならチャンスが多い
20代ならよっぽど条件にこだわらない限り就職につながります。
とはいえいきなり求人を探し始めてもダメです。まずは強みを洗い出しましょう。
短期離職だが、○○(アピールポイント)
という型に嵌められるよう、自身の経験からエピソードを作ってみてください。
たとえば、
「短期離職だが、営業で案件を獲得した実績あり」
「短期離職だが、エクセルめっちゃ得意です」
「短期離職だが、学生時代にはオールラウンド系のサークルで4年間活動を続けた」
このように、マイナスを打ち消す勢いで絞り出してみてください。
短期離職者は、総合型のエージェントサイトではなく、第2新卒向けやフリーター専門のサービスを利用するようにしましょう。
適切なサポートが受けられますし、相手もプロなので就職しやすい求人が紹介されやすくなります。
第二新卒用のエージェントはこちら⇒ 大学中退、中卒、高卒の就職なら、第二新卒エージェントneo
正社員が難しいということであれば、派遣や契約社員からキャリアアップをしていく方法も検討できます。
- 正社員:解雇しづらいため、採用も慎重に判断されてしまう
- 派遣や契約社員:未経験でも仕事を任せやすく、採用されやすい
派遣や契約社員から正社員採用につながることもあるので、一から経験を積みたければチャレンジしてみてください。
また派遣や契約社員を1年以上続けられれば、それも立派な実績になります。
「アピールポイントが少ない」と感じているようであれば、まずここから実績づくりをしていきましょう。
残念ながら、ズルズルと派遣社員を続けてしまうこともあります。
目安としては30歳までに、転職活動を取り組むように状態を整えてください。
それ以上だと「なぜ派遣を長期間やっているのですか?」と面接で訊かれることにもつながります。
人間の意志は弱いので、期限をしっかり決めて取り組んでみましょう。
短期離職をこれ以上繰り返さないために
過去の過ちはしょうがないです。
今吹っ切れていなくても、いずれは吹っ切れる時がくるでしょう。
それよりも大切なのは未来です。
退職する際の理由を分析すると、自分が「どういった経緯で辞めやすいのか」見極められます。
- 人間関係が苦手でやめていることが多い
- 仕事内容が合わない、イメージと違う
- 待遇に不満を抱きやすい、ワンオペ
- 給料が安い、年収が上がらない
条件については面接でしっかり訊くようにしたり、
人間関係はなるべく人と関わらない、もしくはリモート求人なども検討するといいですね。
「次の仕事は1年は続ける」と漠然と期間を目標にしてはいけません。
退職理由の傾向が掴めたら、改善できるような目標を立てましょう。
人間関係で揉めやすい⇒感情的に口論しない、第三者に間に入ってもらうようにする
給与や待遇面で不満を抱く⇒入社前に人事にしっかり手取り額まで確認する、完全週休2日の求人を探す
同じ失敗は2回繰り返さなければ大丈夫です。
短期離職は恥じゃない
面接官になんと言われようと、あなたの自己評価を落とすことはありません。
短期離職した自分を受け入れることで、次の一歩が踏み出すせるようになりますよ。